任期満了に伴う西宮市長選(来年3月22日告示、同29日投開票)で、現職の石井登志郎氏(54)が3選を目指して立候補する意向を固めたことが13日、関係者への取材で分かった。27日に開会する市議会定例会で表明するとみられる。
石井氏は芦屋市出身。慶応義塾大を卒業し、神戸製鋼所での勤務を経て米ペンシルベニア大大学院を修了した。民主党公認で立候補した2009年の衆院選で初当選。12、14年の衆院選は落選した。
元市長の辞職に伴い、新人6人が争った18年の西宮市長選に無所属で立候補して初当選。再選を目指した22年は日本維新の会と無所属の新人2人と争った。「市民派」を前面に出し政党推薦は求めなかったが、自民党や立憲民主党などから事実上の相乗りで支援を受けて振り切った。
市長就任後は、全国ワースト級の待機児童の多さを解消するため、保育施設の充実など子育て・教育施策に注力。財政難の改善に取り組んだほか、卸売市場や中央運動公園の再整備などを進めた。
市長選を巡っては、元西宮市議の田中正剛氏(50)と同市議の渋谷祐介氏(51)が既に立候補を表明している。(堀内達成)
























