任期満了に伴う来年3月22日告示、29日投開票の西宮市長選で、同市議の渋谷祐介氏(51)が立候補する意向を固めたことが29日、関係者への取材で分かった。同市長選を巡り、立候補の意向が明らかになるのは2人目。近く会見を開き、正式に表明するとみられる。
渋谷氏は西宮市出身で京都大学経済学部を卒業。阪急電鉄社員を経て、30歳だった2004年の同市議補選で、財政再建や福祉・教育の充実などを訴えて初当選した。現在6期目で、市議会議長や副議長、議会運営委員長などを務めてきた。政党は無所属で、市議会では「会派・ぜんしん」に所属している。
市長選では、同じく西宮市議の田中正剛氏(50)が立候補の意向を固めたことが明らかになっている。現職で2期目の石井登志郎氏(54)はまだ態度を表明していない。(堀内達成)