アスリートビブスを受け取る参加者=14日午後、神戸市中央区港島中町6(撮影・吉田敦史)
アスリートビブスを受け取る参加者=14日午後、神戸市中央区港島中町6(撮影・吉田敦史)

 16日開催の「神戸マラソン2025」(神戸新聞社など共催)に出場するランナーの受け付けが14日、神戸国際展示場(神戸市中央区港島中町6)で始まった。国内外のランナーが、新コースで催される本番に向け気持ちを高めた。

 新コースは折り返しが明石市の大蔵海岸付近、フィニッシュ地点は神戸市中央区の神戸ハーバーランドとなる。

 この日午後1時、会場前に列を作ったランナーをスタッフが拍手で迎えた。出場者はエントリーを済ませ、アスリートビブスや記念品などを受け取った。

 ほぼ毎年参加するという芦屋市の団体職員の男性(52)は、阪神・淡路大震災で高校の同級生が犠牲になった。「神戸の象徴のハーバーランドを目指し、亡くなった友人にも思いをはせて復興した街を走りきりたい」と話した。(田中宏樹)