兵庫県警察本部=神戸市中央区
兵庫県警察本部=神戸市中央区

 兵庫県警は26日、勤務中に競輪サイトで車券を購入していた50代の男性警部補を減給1カ月とするなど2人の懲戒処分を発表した。2025年に懲戒処分を受けたのは50人となった。

 これまで最も多かった年は、自動車警ら隊(当時)の捜査書類捏造が起きた2004年の37人だった。

 県警によると、警部補は4~8月、勤務中にスマートフォンで233回車券を購入していた。飲食店で副業していた20代の男性巡査は減給6カ月とした。ともに阪神方面の警察署で地域部門に勤めている。

 これとは別に、違法なエアガン2丁とモデルガン1丁を所持し、警視庁に銃刀法違反容疑で書類送検された40代の男性巡査長を、11月28日付で減給3カ月としていたことが、神戸新聞の情報公開請求で分かった。

 さらに、警察官2人が逮捕・起訴された大麻事件で、同僚1人の大麻所持を黙認していたとして、東播方面の署に勤める20代の男性巡査が本部長訓戒となっていたことも判明した。