受験生を狙った痴漢の警戒・取り締まりを強化することを伝える警察庁のX投稿
受験生を狙った痴漢の警戒・取り締まりを強化することを伝える警察庁のX投稿

 大学入学共通テストが行われる17、18日の2日間、兵庫県警は試験会場に向かう受験生を痴漢から守るため、県内の鉄道95駅に約200人の警察官を特別配置し、パトロールと取り締まりを強化する。担当者は「受験生が安心して試験に望めるよう万全を尽くす」としている。

 交流サイト(SNS)では数年前から、受験シーズンに「受験生は試験に遅れないよう、被害を通報しない」「痴漢のチャンス」などと受験生を狙った痴漢行為を予告したり、そそのかしたりする悪質な投稿が確認されている。

 県警は2023年から、共通テスト期間に駅での特別警戒を実施。鉄道事業者とも連携し、対策を取ってきた。県警鉄道警察隊によると、昨年までに期間中の被害認知はなかった。

 今年は共通テスト会場の最寄り駅を中心に、JRや私鉄の計95駅で、警察署や鉄警隊の制服警察官が巡回や立ち番などに当たる。被害が発生した場合、受験生には試験会場に向かうことを優先してもらい、試験終了後に届け出ができるようにするなど、本人や保護者の意向を尊重する方針だ。

 鉄警隊は「被害に遭ったら、ちゅうちょせず助けを求めてほしい。周囲の人は傍観者にならず、通報に協力を」と呼びかけている。(山岸洋介、篠原拓真)