地域に根差し、資源を生かして経済が回る仕組みをつくる「地域商社」が、兵庫県多可町で取り組みを広げている。特産品販売施設の立て直しに始まり、ふるさと納税事業や空き家活用など、さまざまな活動を展開。昨秋からは町内の観光施設の支援を本格化させている。人口減に悩む地域の課題解決の糸口として、他の自治体からも関心が寄せられている。(金井恒幸)
「多可町地域商社RAKU(らく)」。同町八千代区中野間の特産品販売施設「エアレーベン八千代」の2階に事務所を構える。
ガラス張りで明るい1階には、地域の特産物が所狭しと並ぶ。播州百日どりや播州地卵、ラベンダーの精油、木おけ仕込みのしょうゆ、同町加美区杉原谷地区が発祥の和紙「杉原紙」を使った雑貨…。どれも生産者の愛情がこもった逸品だ。
施設の指定管理者であるRAKU代表取締役の寺川敏博さん(33)は「全て自慢の特産品。いずれも人気で、どれが一番とは言えないくらい」と胸を張る。























