光の装飾を楽しむ「ハートフルデー」の参加者たち=28日夜、神戸市中央区加納町6(撮影・丸山桃奈)
光の装飾を楽しむ「ハートフルデー」の参加者たち=28日夜、神戸市中央区加納町6(撮影・丸山桃奈)

 阪神・淡路大震災の犠牲者を悼み、記憶を継承する「神戸ルミナリエ」(30日~2月8日)を前に、障害者らを招待する「ハートフルデー」が28日、神戸・東遊園地であった。約7千人が訪れ、幻想的な光の装飾をゆっくりと眺めた。

 混雑する会期中を避けて楽しんでもらおうと、1999年から続く催し。午後6時半、芝生広場の光の壁かけ作品「スパッリエーラ」(全長約50メートル、高さ約22メートル)が点灯すると、歓声と拍手がわき起こった。

 幼い頃に患った結核性髄膜炎の後遺症で手足が不自由になり、約10年前から車椅子で生活している女性(66)=神戸市中央区=は、震災当時住んでいた自宅が半壊した。「最初の頃はきれいな光が勇気をくれた。今はほっとする。毎年、あの日を改めて振り返る機会になる」と話していた。

 この日は、メリケンパーク会場などでも試験点灯があった。会期中の点灯は薄暮(午後4時半ごろ)から午後9時半。メリケンパーク会場は一部有料。神戸市お問い合わせセンターTEL0570・083・330

(中村有沙)