2023年3月、神戸市が管理する公園の樹木が倒れて男子中学生=当時(13)=が腰の骨を折る事故があり、市は18日の市会建設防災委員会で、損害賠償として4100万円を支払い、和解する方針を明らかにした。
市建設局によると、生徒は高さ約5メートルの木に引っかかったボールを取るため手をかけたところ、幹が折れて倒れ、下敷きとなった。腰の骨を折る重傷を負い、後遺症も続いているという。
後の調査で、木の幹内部が腐食していたことが判明。当時は年4回、遊具の点検とともに目視で木の状態を確認していたが、異常を見つけられなかった。
市は、生徒の保護者と話し合いを続け、子どもが登らないような安全対策を施していなかった点や、問題が長期化している点などから、4100万円の支払い義務を認めた。既に治療費約33万円を支払っており、17日に開会した市会定例会で議案が可決されれば、残額も支払うという。
この事故を受けて市は24年度、市が管理する全ての公園で人が立ち入る可能性のある場所の樹木を調査。樹木医の指導を受けた専門業者が幹の傾きや揺れなどを確認し、危険な木を伐採したという。(井沢泰斗)























