神戸新聞NEXT
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 兵庫県相生市立中学校2年の男子生徒=当時(13)=が2023年3月、いじめを苦に自殺したとして、生徒の両親が加害者の当時の同級生3人に計約8871万円の損害賠償を求め、今年2月末に神戸地裁姫路支部に提訴していたことが28日、わかった。

 訴状によると、22年の1学期から翌年の3月ごろにかけて、同級生が男子生徒に教室などで殴る蹴るなどの暴行を加えたほか、首を絞めたり、首をつかんで頭部を校舎の窓の外に出したりした。また、「うざい」「死ね」といった発言を繰り返すとともに、校外学習に向かう車中で寝ていた男子生徒をスマートフォンで撮影し、中傷する画像をインスタグラムに投稿したという。

 原告側は、いじめ行為が長期にわたっていたことから、同級生は中学生であっても自殺に対する予見可能性があったと指摘。大人にいじめの相談をした男子生徒は、同級生に報復を示唆されて追い詰められた結果、自殺に至ったとしている。

 生徒の自殺を巡っては、弁護士らでつくる相生市の第三者委員会が24年6月に調査報告書を公表。少なくとも36件のいじめ行為があったと認定した。