子どもらが利用する「みんなのさくら広場」近くでも多くのシラサギが営巣する=姫路市延末
子どもらが利用する「みんなのさくら広場」近くでも多くのシラサギが営巣する=姫路市延末

 姫路市鳥といえば、シラサギだ。世界文化遺産・国宝姫路城は「白鷺(しらさぎ)城」の別名で知られ、市内にはシラサギのコロニー(集団繁殖地)が複数ある。中でも、城から約2キロ南の手柄山平和公園は、数百羽のシラサギが集まる一大繁殖地として知られていた。ところがここ数年、コロニーが小さくなっているという。なぜか。どうやら、近くにあったある施設の移転が一因のようだ。(真鍋 愛)

 「ギャアギャアギャア」。小高い山から、サギ集団の鳴き声が何重にも響く。その声量は、コロニーのすぐそばにある「みんなのさくら広場」(同市延末)で遊ぶ子どもたちに勝ることもしばしば。木々や付近の道路は、ふんで白く汚れている。

 シラサギは、ダイサギやチュウサギ、コサギ、アマサギなど体が白いサギの総称で、集団で巣を作る性質がある。同公園ではアオサギやゴイサギも営巣してコロニーを形成しており、2022年11月8日付の神戸新聞夕刊によると、繁殖期の5~6月には、幼鳥を含む生息数が最大千羽近くに達したこともある。