母親のそばで愛らしい姿を見せるタンチョウのひな=神戸市灘区王子町3
母親のそばで愛らしい姿を見せるタンチョウのひな=神戸市灘区王子町3

 国の特別天然記念物タンチョウのひなが、神戸市立王子動物園(神戸市灘区)で約30年ぶりに生まれた。必死に親の後を追って餌を探したり、親の羽に隠れたり。ふわふわの薄茶色をした産毛に包まれ、愛くるしい姿を見せている。

 母・天女と父・鶴太郎の繁殖は初めてで、6、8日に1羽ずつふ化した。ひなの成長は早く、日ごとに体つきや羽の様子が変わる。3~4カ月で成鳥とほぼ同じ大きさになり、羽の色も1年ほどで白や黒に変わっていく。

 飼育展示係の池田裕計さん(39)は「今しか見られない愛らしい姿と、毎日ぐんぐん成長する様子を温かく見守って」と話す。(丸山桃奈)