姫路市南部の高浜公民館(同市飾磨区阿成鹿古)に、日中戦争や太平洋戦争の従軍体験を絵と文章で記録した作品が残されている。筆を執ったのは、地元出身の衣川信良さん(1915~99年)。日中戦争の発端となった盧溝橋事件(37年)や戦友の死などを描いた。衣川さんが75歳の時につづった文には、日本軍の責任に言及した記述が残る。(真鍋 愛)
衣川さんは同市飾磨区阿成の農家に生まれた。数え年で21歳を迎えた年、陸軍兵となった。
次男の正平さん(78)が聞いた入隊直後の思い出は、悪い印象の話ばかりではない。訓練は、幼少期から力仕事をしていて困らなかった。食事は、普段ありつけない白米が出た。肉やカレーを初めて食べ、「世の中にはこんなにうまいものがあるのか」と驚いた。
























