神戸市中央区と兵庫区で男性2人が死傷した連続発砲事件で、逮捕された元暴力団員の亀谷直人容疑者(79)と特徴の似た男が発生の1週間前、兵庫区の現場付近で防犯カメラに写っていたことが、捜査関係者への取材で分かった。容疑者は現場の民家に住む男性社長(59)と不動産トラブルになっていたと供述している。兵庫県警は、事前に下見し計画的に事件を起こした疑いがあるとみて調べている。
白昼の住宅街で発生した事件は30日、発生から1カ月が過ぎた。
県警暴力団対策課によると、容疑者は9月30日午後1時6分ごろ、JR新神戸駅から約400メートル南東の山手幹線で、会社経営の男性(58)=神戸市東灘区=と運転役の男性(54)と合流し、乗用車に乗り込んだ。
車は東に向かって走った後、灘区内で転回して西へ走行。午後1時6~13分ごろ、最初の乗車地点から東に約700メートル離れた中央区坂口通5付近を移動中、助手席の会社経営男性に容疑者が後部座席から数回発砲したとみられている。男性は車外に出た後、死亡した。
車は午後1時25分ごろ、約4・5キロ南西の同市兵庫区荒田町3で、社長宅の車庫にシャッターを破って進入。停車中の車内で運転席の男性が右脇腹を撃たれ、重傷を負った。社長宅にも発砲したとみられ、2カ所から弾痕が見つかった。
捜査関係者によると、事件の1週間前に、社長宅の周辺に設置された防犯カメラに、容疑者と似た男が写っていた。容疑者は兵庫区の現場に向けて車を走らせるよう運転席の男性に指示したことを認めており、県警は事件前に社長宅の住所を把握していたとみている。
容疑者は調べに対し、会社経営男性と社長との間で、それぞれ別の不動産トラブルを抱えていたという趣旨の説明をしている。
容疑者は事件直後、兵庫区の現場付近で運転役の男性に対する殺人未遂容疑で逮捕され、10月21日には会社経営男性対する殺人容疑で再逮捕された。いずれの容疑も認めているという。























