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 兵庫県稲美町は1日までに、障害福祉サービスを利用者が受ける際に必要な利用計画を不正に作成したなどとして、特定相談支援・障害児相談支援事業所「相談支援センターいなみ」(同町加古)の指定を取り消すことが分かった。今年2月までの5年間、同町と加古川、高砂、明石、播磨の5市町から計画相談支援給付費など約5114万円を不正受給していた。6月30日付で取り消す。

 不正に作成された利用計画は5市町の348人分。稲美町は、作成された計画自体は有効としている。

 同町によると、同事業所はNPO法人「らいふサポートくるみ」が2012年に開設。21年3月~今年2月、法律で義務付けられた利用者本人や家族、相談支援専門員らとの会議を開かずにサービス等利用計画などを作成していたほか、定期的に行うべき利用者宅での本人らとの面接をしていなかった。昨年4~9月は、配置が義務付けられている相談支援専門員が不在だった。

 県が昨年12月、同法人が運営する別の事業所を指導した際、同行した町の職員が書類の不備を確認。今年2月に立ち入り調査をしていた。

 計画相談支援給付費などは利用者が住む5市町がそれぞれ負担。各市町は、不正受給分に加算金を加えた計約7159万円の返還を求めるという。(山路 進)