全国中学校体育大会(全中)が終わり、夏の中学スポーツが一段落した。部活動の指導を外部委託する地域移行を受け、中学校総合体育大会(中学総体)に地域クラブが初参戦し、兵庫県では14種目計90団体の選手が出場。姫路市のソフトテニスクラブなど、近畿や全国での活躍も見られた。(有島弘記)
県中学総体の団体では、体操女子▽バドミントン男子▽ソフトテニス男子-の3種目で地域クラブが頂点に立ち、個人は体操の男女▽新体操▽ソフトテニス男子▽柔道女子-の計4種目で優勝者が出た。
団体、個人とも栄冠に輝いたソフトテニス男子の「姫路ふぁみりークラブ」は、近畿中学総体で2冠を達成し、全中では個人で日本一になった。
選手は男子15人、女子8人。いずれも姫路市在住で、経験者が大半を占める。同市立大津中教諭の上野敦史さん(36)が代表を務め、2021年に「誰でもOK」と競技レベルを問わずに開いた日曜教室を母体に、翌年クラブ化した。