ヴィッセル神戸のエンブレム
ヴィッセル神戸のエンブレム

 J1神戸は9日、スコットランド・プレミアリーグのセルティックから元日本代表MF井手口陽介(27)を、J1浦和からDF岩波拓也(29)をそれぞれ完全移籍で獲得したと発表した。

 井手口は福岡市出身。J1のG大阪でプロとしてのキャリアをスタートさせた。国内外のクラブを渡り歩き、昨季はJ1福岡でプレー。YBCルヴァン・カップの初優勝に貢献した。日本代表では15試合2得点。豊富な運動量は神戸のスタイルと合致する。井手口は「チームの力になれるように精いっぱい頑張る」とコメントした。

 岩波は神戸市須磨区出身。神戸の下部組織で育ち、2016年リオデジャネイロ五輪で日本代表に選ばれた。浦和には18年に移籍し、7季ぶりの神戸復帰となる。

 22年シーズンには浦和でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇を経験。フィード能力に優れたセンターバックは「相当な覚悟を決めてここに戻ってきた。神戸の目標であるリーグ2連覇、そしてACL優勝に向けて全力で日々を過ごしていきたい」とした。(有島弘記)