兵庫リレーカーニバルのグランプリ女子1500メートル決勝に出場した田中希実(中央)=2024年4月、神戸市須磨区、ユニバー記念競技場
兵庫リレーカーニバルのグランプリ女子1500メートル決勝に出場した田中希実(中央)=2024年4月、神戸市須磨区、ユニバー記念競技場

 兵庫陸上競技協会は、同協会登録選手の2023年ランキングを部門別に発表した。女子は田中希実(ニューバランス)が5000メートルで、現住友電工の秦澄美鈴(シバタ工業)が走り幅跳びで日本記録を塗り替えた。100メートル障害、ハンマー投げでは兵庫新記録が生まれた。男子は3000メートルの遠藤日向(住友電工)、走り幅跳びで現ガリバーの吉田弘道(神崎郡陸協)が兵庫記録を更新。110メートル障害の徳岡凌(KAGOTANI)は兵庫タイ記録を出した。

 女子は2種目で日本新記録が生まれた。5000メートルでは2021年東京五輪代表の田中希実(ニューバランス)が9月、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグで14分29秒18をたたき出し、8月の世界選手権で自ら樹立した14分37秒98の日本記録をさらに更新した。走り幅跳びでは秦澄美鈴(シバタ工業)が、7月のアジア選手権で6メートル97を跳び、池田久美子の従来記録(6メートル86)を17年ぶりに塗り替えた。

 100メートル障害の中島ひとみ(長谷川体育施設)は、6月の布勢スプリントで13秒12をマークし、これまで自身が持っていた13秒13の兵庫記録をさらに0・01秒縮めた。ハンマー投げの藤本咲良(コンドーテック)は、9月の全日本実業団対抗選手権で兵庫新の62メートル94をマークし、日本歴代9位に入った。