選手生命を脅かす大けがから1年-。J1神戸のMF斉藤未月(25)が2度の手術を経て今月、いぶきの森球技場(神戸市西区)で、全体練習に部分合流している。28日の練習後、不屈のアンカーは「復帰戦がゴールではなく、活躍をしてチームを助け、勝たせることが重要」と、冷静に先を見据えた。
神戸の快進撃を支えていた昨年8月、柏戦で相手選手と接触して左膝の靱帯(じんたい)や半月板損傷などの重傷。その後、選手らが「未月とトモニ!」と掲げた神戸は初優勝を遂げた。さらにクラブは斉藤の人間性を買って復帰までの責任を負い、完全移籍で3年以上の長期契約を結んだ。