J1リーグで8日に連覇を決めた神戸で、契約最終年となっている元日本代表FW武藤嘉紀(32)は同日、去就について「落ち着いてゆっくり考えたい」と語るにとどまった。クラブは契約延長に向けて交渉している。
武藤は2021年途中に神戸へ加入。「僕の力を必要としてくれた神戸を選んだ。その心が僕をここまで駆り立てた」と振り返る。昨季は10得点10アシストでベストイレブンに選ばれ、チームはリーグ初制覇。今季は自己最多タイ、チーム最多の13得点(7アシスト)を挙げ、連覇へ導いた。「神戸に来た理由はタイトルをもたらすことで、少しは貢献できた。こんな幸せな3年半はなかった」と感慨にふけった。
神戸の強化責任者である永井秀樹スポーツダイレクターは同日、武藤について「絶対に必要な選手。クラブとしては最大限の評価をしている。いい形で握手ができるようにしたい」と述べた。