3大会ぶりに全国への切符を手に入れた滝川第二のイレブン=11月10日、ユニバー記念競技場
3大会ぶりに全国への切符を手に入れた滝川第二のイレブン=11月10日、ユニバー記念競技場

 サッカーの第103回全国高校選手権は28日、東京・国立競技場で開幕し、各都道府県代表の48校(東京2校)が、来年1月13日の決勝まで首都圏の各地で熱戦を繰り広げる。兵庫代表の滝川第二は3大会ぶり22度目の出場となり、29日の1回戦で山梨学院(山梨)と対戦する。躍進を狙う伝統校の戦力や注目選手を、大会展望とともに紹介する。(井川朋宏)

走力強化、堅守にも磨き

 伝統のパスサッカーと多彩なサイド攻撃に、夏以降はプレー強度が加わった。創部40年の滝川第二が恒例で決める今季の漢字は「炎」。「一人一人が勝利への執念を」(三宅主将)と込めた思いを、冬の大舞台でぶつける。