男子2年3000メートル競歩決勝 優勝した市西宮の横山数馬(右)
男子2年3000メートル競歩決勝 優勝した市西宮の横山数馬(右)

 「見てくれているかな」。男子2年3000メートル競歩決勝で、横山(市西宮)は3日前に病で天国に旅立った父博樹さんを思い、力を振り絞った。競り合いを制して大会新記録で頂点に。天を指さして笑顔でゴールした。

 悲しみに加え、調整は不十分。それでも「自分の頑張りが親孝行になれば」と出場を決めた。「父が味わったつらさに比べたら12分ぐらい歩くなんて小さなこと」。調子を確かめながら終盤へ。残り2周でも「そのまま押していけそう」とライバルを置き去りにした。