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障害に沿った支援を受けやすくする防災スカーフ=香美町役場本庁舎
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障害に沿った支援を受けやすくする防災スカーフ=香美町役場本庁舎
香美町が考案した障害者用防災スカーフの図柄=香美町役場本庁舎
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香美町が考案した障害者用防災スカーフの図柄=香美町役場本庁舎

 災害時に自ら支援を求める意思表示が困難な障害者向けの防災スカーフを兵庫県香美町が製作し、14日から同町役場本庁舎や各地域局で希望者に無料配布する。四方にそれぞれ「目(め)が不自由(ふじゆう)です」「耳(みみ)が不自由(ふじゆう)です」「配慮(はいりょ)をしてください」といった文字や障害のシンボルマークと町章を表示。障害者らが着用することで、避難の際や避難所で障害があることを周囲に知らせ、支援を受けやすくする。(金海隆至)

 約90センチ四方の正方形で、ポリエステル製。伝達したい面を表にして背中に羽織ることで、どのような障害があるかを周囲の人に気付いてもらうことができる。今年3月の町議会定例会で議員の提案を受け、同県豊岡市社会福祉協議会などがバンダナを作った取り組みを参考に同町がデザインを考案し、町内の印刷業者に発注した。

 文字を読めない障害者が識別できるように各面を色分け。「目が不自由です」と記した面の裏地には、視覚障害者が触って判別できるようにタグを取り付けた。「配慮を-」の下にある白地の欄には、望む支援や伝えたいことを自由に書き込めるようにした。

 対象は町内在住者で、視覚や聴覚、音声・言語の身体障害や、知的、精神障害の手帳所持者約450人。同町福祉課の担当者は「災害時の意思表示が難しい障害者の存在を知ってもらうことで、声掛けや心配りをできる人が増え、その人に合った支援につながれば」と期待している。同課TEL0796・36・1964

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