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自然に囲まれた「豊岡市エコハウス」で業務に取り組む石光商事の石脇智広社長(左)ら=豊岡市城崎町今津
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自然に囲まれた「豊岡市エコハウス」で業務に取り組む石光商事の石脇智広社長(左)ら=豊岡市城崎町今津
豊岡市エコハウスの外観(同市提供)
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豊岡市エコハウスの外観(同市提供)

 兵庫県豊岡市城崎町戸島にある自然に囲まれた木造一軒家「豊岡市エコハウス」を貸し出すテレワーク体験が人気を集めている。新型コロナウイルス感染拡大をきっかけにテレワークを進める企業や、地方移住を検討する個人事業者らに向けたモニター募集から始まった市の事業。市の担当者は「自然や城崎温泉などを体験してもらい、さらに市の取り組みも知ってもらえたら」と期待している。(石川 翠)

 環境に配慮した住宅や暮らし方を提案するために市が2010年に建設した木造2階建てで、和室や広間、キッチン、浴室などの5LDK。市立ハチゴロウの戸島湿地の敷地内にあり、周囲には田んぼなどの自然が広がる。会合やアーティストの滞在制作などに活用されてきたが、通信環境も整っていることから、今年8月中旬からテレワークの拠点として貸し出しを始めた。

 地方移住や本社移転、サテライトオフィスの設置などを検討している企業や個人が対象で、3泊4日以上利用する1組(1~5人程度)限定。施設の利用料は無料にして、市との情報交換や会員制交流サイト(SNS)での情報発信などを条件にしている。

 11月末までに県内外の企業4社と個人4組が利用。利用可能日66日間のうち46日間が予約で埋まった。知人の紹介で滞在したタレントの小島慶子さんは、ワーケーションや豊岡について自身のユーチューブチャンネルなどで紹介している。

   ◇

 11月上旬に利用した食品商社「石光商事」(神戸市灘区)は、石脇智広社長(50)が社員2人と滞在した。3人はそれぞれ別室で仕事に取りかかり、縁側で風に当たりながら作業をする姿も。城崎温泉での入浴や円山川での釣りなども楽しんだ。

 石脇社長は以前から「育児や介護を想定して、自宅や実家などで働けるようにしたい」と考えていたが、新型コロナ感染拡大後は、そうした事情がなくてもいつでもどこでもできる多様な働き方を進めていこうと、神戸本社に2~3時間で来られる範囲でサテライトオフィスなどを検討し始めていたという。

 商品の品質チェックなど現場でなければできない業務もあるが、会議や商談はオンラインで行える。石脇社長は「超えるべきハードルはそれほど高くないかもしれない」と話す。

 市幹部との話し合いの中で、市がブランド米「コウノトリ育むお米」の輸出の販路拡大に注力していることを知り、「豊岡でのビジネスにもつながる話もできた」と満足していた。

 市環境経済課TEL0796・21・9008

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