中学校と高校の兵庫県総合体育大会スキー競技が16日、同県香美町小代(おじろ)区大谷のおじろスキー場で開幕した。昨年は暖冬で積雪がなく中止され、開催は2年ぶり。養父市奈良尾の氷ノ山国際スキー場との両会場で19日まで、中学校4種目、高校5種目を繰り広げる。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開閉会式を取りやめ、選手と大会関係者のみの無観客で実施することになった。中学校15校の計29人、高校8校の計39人がエントリー。クロスカントリーのクラシカルとフリー、回転と大回転、リレーで優勝を争う。
初日は高校男子クロスカントリーのフリー10キロが行われ、報徳学園高(西宮市)と村岡高(香美町)の選手10人が出場。起伏の激しいコースに息を切らしながらも懸命に脚を動かし、練習の成果を披露した。
1位になった報徳学園高3年の尾上大悟選手(18)は「昨年はコロナで休校が続いた上に練習時間の制限もあったが、筋トレや走り込みなどを続けてきた。その成果が100パーセント発揮できたと思う」と晴れやかな表情で話した。(竜門和諒)
