但馬

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「香住かに寿司」を開発した石田裕二さん(左)と妻佐也子さん=香美町香住区香住
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「香住かに寿司」を開発した石田裕二さん(左)と妻佐也子さん=香美町香住区香住
香住ガニを包丁でさばく石田裕二さん=香美町香住区香住
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香住ガニを包丁でさばく石田裕二さん=香美町香住区香住
「香住かに寿司」
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「香住かに寿司」
「香住かに寿司」
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「香住かに寿司」

 兵庫県香美町香住区香住の民宿「いしだ」の若旦那、石田裕二さん(47)と妻佐也子さん(44)が、地元で水揚げされる香住ガニを使った押しずし「香住かに寿司(ずし)」を開発し、好評を呼んでいる。新型コロナウイルス感染拡大の中、民宿業頼みの経営脱却を目指し、但馬の道の駅やスーパーなどで昨秋から販売。夫妻は「香住ガニを手軽に味わってもらうことで、おいしさと認知度を広めたい」と意気込んでいる。(金海隆至)

 香住ガニは関西で唯一、香住漁港西港で水揚げされるベニズワイガニのブランド名。日帰り漁が中心で、鮮度の高さは「日本一」とうたわれる。引き締まった身と強い甘みが特長だ。

 創業42年の民宿「いしだ」は、冬場のカニシーズンを中心に家族連れなどでにぎわったが、コロナ禍を受けて昨年3~6月は休館。7月以降は釣りやツーリング、ビジネス客向けに素泊まりの宿として営業している。

 カニシーズンに頼った経営に不安を抱えていた夫妻は昨夏、香住ガニの目利きや仕入れに強みを持つことを生かし、新商品開発を始めた。宿泊してコース料理を食べると交通費込みで1人2万~3万円もかかることから、弁当よりも安価なおにぎり型の押しずしを考案。「価格のハードルを少しでも下げたかった」という。

 かつて老舗京料理店で修業した裕二さんが、酢飯を炊くだしの配合に工夫を凝らした。カニのうま味が口いっぱいに広がり、しょうゆで煮詰めたカニみそがアクセントになって味の変化も楽しめる。赤いカニ身や錦糸卵、キュウリをまぶした色味も豊か。佐也子さんは「見た目にもかわいいおすしを作りたかった」と笑顔を見せる。

 同町や新温泉町、豊岡市の委託販売先に毎朝、作りたてを車で配送する。観光客が途絶えがちな中、地元住民を中心に1日最大50個近くを売り上げるなど手応えは上々。夫妻は「包装も簡単にはがせて食べやすい。手に取って丸ごと頬張り、香住ガニの存在感を感じてほしい」と話している。

 100グラム249円。民宿「いしだ」TEL0796・36・0891

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