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雪解け水が流れる小川のそばで咲くザゼンソウ=香美町村岡区大笹
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雪解け水が流れる小川のそばで咲くザゼンソウ=香美町村岡区大笹

 兵庫県香美町村岡区大笹のハチ北高原で、県の天然記念物に指定されるザゼンソウが咲いている。紫黒色の仏炎苞(ぶつえんほう)の中にトウモロコシのような肉穂(にくすい)を立て、かれんな黄色い小花を開花。雪解け水が流れる小川のほとりなどに群生し、春の訪れを告げている。

 ザゼンソウはサトイモ科の多年草。僧侶が座禅を組む姿に似ていることから、この名が付いた。ハチ北観光協会によると、花は発熱して仏炎苞の中を外気温より高く保つことで周囲の雪を解かし、受粉に必要な昆虫を引き寄せる匂いを発散するという。

 同高原ではスキー場近くの湿地に約3千株が群生。今年は例年より早い2月末ごろから咲き始めた。近年は小さな株が目立つため、大笹区の住民らが杉を伐採して日当たりを良くするなど、生育環境の改善に努めている。同協会の職員は「元気な株が増え、20年前のような姿を取り戻してくれたら」と話している。

 見頃は4月上旬まで。同協会TEL0796・96・0732

(金海隆至)

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