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JR八鹿駅前に整備された駐輪場=養父市八鹿町八鹿
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JR八鹿駅前に整備された駐輪場=養父市八鹿町八鹿
JR八鹿駅から学校まで約2.1キロ。教科書や参考書を開きながら登校する八鹿高生=養父市八鹿町八鹿
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JR八鹿駅から学校まで約2.1キロ。教科書や参考書を開きながら登校する八鹿高生=養父市八鹿町八鹿
夏場は「手持ち扇風機」も活用して歩く=養父市八鹿町八鹿、2020年7月7日
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夏場は「手持ち扇風機」も活用して歩く=養父市八鹿町八鹿、2020年7月7日
神戸新聞NEXT
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 八鹿高校(兵庫県養父市八鹿町九鹿)は24日から、JR八鹿駅と同校とを結ぶ約2・1キロの通学路で自転車通学を解禁する。これまで片道25~30分歩いて登校していたが、「夏場は学校に行くだけで疲れ切ってしまう」などと、学業への影響を懸念する声も多かった。同校は校則を改正し、養父市や地元住民と実現に向けた協議を重ねてきた。市側は新たに駅前駐輪場の台数を倍増して対応。同駅が開業した1908年から約110年以上続いてきた“痛学”を解消する。(桑名良典)

 同校の生徒数は3学年で計約600人。このうち、主に同県朝来市内の生徒200人程度が、JRで通学しているとみられる。下校時に部活動の片付けに手間取るなどして駅まで走って帰る生徒もいるという。ただ、電車通学の生徒が600人いた時代があり駐輪スペースを確保できなかったことや「高校生は歩くべき」などの声もあり、自転車通学を認めてこなかった。

 転機は2018年3月。養父市長と八鹿高生との意見交換会があり、生徒が「JR八鹿駅に通学用の自転車置き場を設置してほしい」と要望したのを機に、見直しの機運が高まった。

 養父市は20年度予算に駐輪場の整備費を計上し、屋根付きで約240台分の設置に動いた。土地の確保や追加費用の発生などのため、全面的な完成は今年7月にずれ込むが、その間は臨時駐車場などで対応する。

 同校の通学路は八鹿小の児童や八鹿青渓中の生徒らも通学に使っているほか、通勤のマイカーや路線バスも走るため、当面は、八鹿高の生徒指導の教員らが、途中に立つなどして安全確保に努める。

 今回、八鹿高が自転車通学を認めた背景には、京都府福知山市の私立高などの人気が高まる中、生徒数を確保したいとの思いもある。同校の渋谷義人校長は、朝来市内の中学校に出向いて「駅からの徒歩通学は解消したい。ぜひ八鹿高校に」と積極的に勧誘を図る。

 あるPTA関係者は「学区再編もあり競争が厳しくなっている。通いやすい環境を整えて、名門復活を目指してほしい」と話した。

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