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サケの稚魚を放流する子どもたち=新温泉町七釜
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サケの稚魚を放流する子どもたち=新温泉町七釜

 兵庫県新温泉町の浜坂南小学校(同町栃谷)や大庭認定こども園(同町二日市)の子どもたちがこのほど、同町七釜の岸田川河川敷でシロザケの稚魚を放流した。子どもたちは岸田川漁協の組合員に手ほどきを受けながら次々と放っていった。

 同漁協が30年近く前から続ける放流事業。産卵期の10月中旬に同川を遡上(そじょう)してきた親魚を捕獲し、卵を取り出して人工授精させた後、12月ごろにふ化。希望した地域の学校などに配り、水槽の中で体長5センチほどに育った後、同川の下流から放流する。

 この日は同漁協も約25万匹を放流した。子どもたちは「バイバイ」などと声を掛けながら、稚魚が入ったバケツをゆっくりとひっくり返していった。

 サケは3~4年後に成長して戻ってくるといい、同漁協の杉谷勉組合長(82)は「ふるさとに必ず戻ってくるサケのように、子どもたちも地元に愛着を持ってほしい」と話していた。(末吉佳希)

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