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鉢伏山の頂上付近で記念撮影するスノーボーダーたち=1月
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 兵庫県の但馬県民局は、2020年度シーズン(20年12月~21年3月)の但馬地域のスキー場の入り込み客数が、前年度に比べ約2・4倍に増えたと発表した。19年度はかつてないほどの暖冬で、記録が残る1985年度以降で最低の客数に落ち込んでいたため、その反動により、今季は大幅な増加となった。(阿部江利)

 20年度の入り込み客数は39万7900人。過去最低を記録した19年度の16万2700人から、23万5200人(144・6%)増え、40万人強だった18年度並みに回復した。

 シーズン当初から降雪に恵まれたことが大幅増の主な要因。ただ、終盤になると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の再発令や春先の気温上昇で伸び悩んだ。

 地域別では豊岡市が前年度比367・1%増、養父市が111・4%増、香美町が103・3%増、新温泉町が550%増。いずれもシーズン当初から降雪に恵まれ、12月中旬から稼働できたことがプラスに働いた。ただ、終盤の気温上昇に伴い、2月末で営業を終えた所も多かった。

 一方、スキー場周辺の宿泊者数は2万9900人にとどまり、前年度比16・5%減った。政府の観光支援事業「Go To トラベル」の一時停止や緊急事態宣言の再発令により、学校のスキー合宿をはじめ団体客が減ったことなどが響いたとみられる。

 暖冬が続いたことなどを受け、県は各種支援事業を展開している。観光協会を通じて実施する誘客支援事業では、但馬地域の観光協会のうち日高神鍋、やぶ市、香美町小代、同町村岡の4観光協会に約5440万円を補助して、観光PRやリフト券割引などを支援。スキー場の基盤整備でも、20年度は6スキー場に約2億8千万円の補助があり、造雪機のほか、雪がない季節に多くの人が利用できるアクティビティ施設やキャンプ場、大型遊具の整備などが進んでいる。

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