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自宅を改装してカフェ「そらしーど」を開業させた地域おこし協力隊員の西村知亜さん=朝来市生野町
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自宅を改装してカフェ「そらしーど」を開業させた地域おこし協力隊員の西村知亜さん=朝来市生野町
カフェ「そらしーど」の外観=朝来市生野町
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カフェ「そらしーど」の外観=朝来市生野町
地元産の有機野菜を中心とした品数豊富なランチプレート=朝来市生野町
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地元産の有機野菜を中心とした品数豊富なランチプレート=朝来市生野町

 兵庫県朝来市にあるわずか12世帯の限界集落に、地域の有機野菜を使ったランチプレートを1日10食限定で提供するカフェがオープンした。同市生野町の「そらしーど」。市地域おこし協力隊員の西村知亜(ちあ)さん(46)が「旅行者や住民が気軽に立ち寄れる休憩所のような場所になれば」と自宅を改装した。過疎に悩む地域の活性化を、大阪からやって来た元気印が引っ張る。

 西村さんは2018年7月、協力隊に着任した。大阪市内で長く両親と町工場を営んでいたが、親が高齢になり廃業。観光で何度も足を運んでいたこの地に、協力隊として移り住むことを決めた。現在、6月までの任期で、近くの黒川温泉で勤務している。

 紹介を受けて地域の空き家に住み始めたころ、近所で「集落で夜に食事できる場所がない」との声をよく聞いたという。ならばと、カフェの開業を決意した。築約50年の自宅を自ら改修してキッチンなどを整備し、農作業帰りの住民が長靴で気軽に利用できるようデッキもつくった。

 店名は空と種(シード)を合わせた造語。太陽と大地の恵みを生かした野菜中心の料理を提供する。自宅で育てる米やゴーヤー、タマネギなどのほか、道の駅の産直コーナーで市内産の野菜を仕入れる。

 週替わりのランチプレート(1500円~)はご飯とみそ汁、メイン料理に小鉢が3~4種類。沖縄料理店で働いた経験もあり、小鉢のうち1品はゴーヤーチャンプルやパパイアチャンプルなど沖縄料理にする。利用客の要望も聞きながら献立を考えるというが、「いずれは沖縄料理だけの日などのイベントもやりたい」と話している。

 喫茶メニューもあり、日替わりのケーキ(350円~)が楽しめる。協力隊任期中のため当面、営業は火、水曜の午前11時~午後5時のみ。今後、新型コロナウイルス感染症の影響を見極めながら日本酒や泡盛、おばんざいを提供する夜間の営業も目指す。

 黒川温泉や農家民宿まるつねなど集落内の施設と連携した滞在プランも検討中。西村さんは「過疎化を止めることは難しいけど、黒川に立ち寄ってもらうきっかけにしてもらうことで関係人口の増加に貢献したい」と意気込む。

 ランチプレートは予約可能。そらしーどTEL080・9540・4638

(竜門和諒)

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