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絵本の出版に向けてクラウドファンディングに挑戦している生徒たち=豊岡高校
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絵本の出版に向けてクラウドファンディングに挑戦している生徒たち=豊岡高校

 豊岡高校(兵庫県豊岡市京町)の3年生10人がプロジェクトチームを立ち上げ、市内の保育園や幼稚園、小学校に、自ら企画、制作した手作り絵本を届ける企画を進めている。今月7日から1カ月間、資金をウェブ上で募る「クラウドファンディング」に初挑戦。生徒たちは「小さな子どもたちに読み聞かせを楽しんでもらい、豊岡の魅力を知ってもらえたらうれしい」と意気込む。(阿部江利)

 絵本のタイトルは、かばん産地にちなんだ「なかみはなにかな?とよおかカバン」。A4判32ページで、未就学児や小学校低学年の子どもたちが対象。リュックサックを開くと、市内6地域を代表する生き物や特産品、観光名所ゆかりの品々が次々に飛び出す。

 絵本の企画、制作は3年の河見帆南さん(18)、山崎果凜さん(17)が手掛けた。2人は2年生のとき、同校の「探求的な学習」で「魅力いっぱいの絵本で伝える豊岡の魅力」をテーマに研究。0~6歳を3区分し、各世代に人気の絵本を10冊ずつ調べて特徴や共通点を分析した。読み聞かせの教育効果なども調べ、得られた成果を自作絵本に盛り込み、4月に開学した芸術文化観光専門職大学の平田オリザ学長らからも助言をもらったという。

 絵は河見さんが下書きを、山崎さんがパソコンでの彩色を担当。河見さんは、幼い頃絵本を読んでもらった思い出が研究の出発点になったといい、「何が出てくるかを当てながら、わくわくしてページをめくってほしい。絵本を通じ、小さな子たちにも豊岡の魅力を知ってもらいたい」と話す。山崎さんは「喜んでもらえるよう工夫した。絵本を作って、改めて地元のいろんな魅力に気付いた」としている。

 研究成果は、昨年12月に学年別で、今年2月に全校での発表会で披露。絵本の出来栄えが評判を呼び、2人の発表や思いに賛同する有志8人も加わって、3月には2人の絵本を実際に形にする「絵本出版プロジェクト」が動きだした。

 プロジェクトは資金が集まった分だけ企画を進める「オールイン」方式。絵本を制作し、市内の保育園、幼稚園、小学校約90校園に絵本を1冊ずつ届け、読み聞かせをしてもらうのが目標だ。メンバーの松井智哉さん(17)は「豊岡に住む人だけでなく、都会に出た人、懐かしく思う人、ゆかりのない人にも興味を持ってもらい、豊岡に来てもらえるようになればうれしい」と話す。

 クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」内で検索。支援は2千円からで、絵本1冊と特産品などがもらえる5千円コースなどがある。同校TEL0796・22・2111

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