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共同会見で電動キックボードをお披露目する各団体の代表者たち=豊岡市山王町
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共同会見で電動キックボードをお披露目する各団体の代表者たち=豊岡市山王町

 兵庫県豊岡市内でこのほど、新たな移動手段として注目されている「電動キックボード」の活用を目指す実証実験が行われている。同市と芸術文化観光専門職大学(同市山王町)、次世代型モビリティの開発を手掛ける「EXx(エックス)」(東京)による産官学の共同プロジェクト。同市職員が公用車として市街地で使うほか、JR城崎温泉駅では有料で貸し出し、観光客らに活用してもらう。(阿部江利)

 電動キックボードは、前後に車輪が一つずつ付いた細長い板にハンドルを立てた乗り物。最高時速は20キロ程度で、両足で立って乗り、手でブレーキやアクセルを操作する。欧米や国内の都市部などを中心に、駅やバス停と目的地を結ぶ「ラストワンマイル」の移動手段として活用されている。

 電動キックボードは、道路交通法上は原動機付き自転車(原付)に分類され、運転免許が必要で、ヘルメット着用が義務付けられている。警察庁は4月から、実証実験中に限り、制限速度を時速15キロにすることでヘルメット着用を任意とする特例措置を設けており、同社など4社が関東や大阪など都市部で実証実験に取り組んでいる。

 豊岡市は2019年から、企業と連携し、超小型電気自動車「コムス」などを使って、地域の新たな交通手段を探っている。関係者から同社の紹介を受け、4月には同大学も開学したことなどから、今回の共同プロジェクトが実現した。

 期間は10月31日までの予定で、キックボード10台を運用。うち2~3台を市が使い、残りは観光客らに1時間1600円で貸し出す。同大学では、野津直樹講師=観光情報学=が同社からデータ提供を受けて分析に取り組み、授業でも活用する。

 同大学であった共同会見で、平田オリザ学長は「観光の回遊性を高めることは、豊岡・但馬の観光地の未来にかかっている。地域の課題解決が学生の学びにも直結している」とあいさつ。関貫久仁郎市長も「コロナ禍が収束し次第、観光客に戻ってほしいと期待する。将来に向け、実験を成功させたい」と話した。

 同社の青木大和代表取締役CEOは、山間部での実証実験は珍しいとし、「日本は都市部だけでなく、地方とともに成り立っている。豊岡市とともに日本の未来を描きたい」と意気込んでいる。

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