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農業遺産体験館の開館を記念してテープカットする谷公一衆院議員(中央)や荒木一聡副知事(左から2人目)ら=兵庫県立但馬牧場公園
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農業遺産体験館の開館を記念してテープカットする谷公一衆院議員(中央)や荒木一聡副知事(左から2人目)ら=兵庫県立但馬牧場公園
建物内にある牛の飼育スペース「まや」を再現した館内=兵庫県立但馬牧場公園
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建物内にある牛の飼育スペース「まや」を再現した館内=兵庫県立但馬牧場公園
家族が過ごす居間の展示=兵庫県立但馬牧場公園
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家族が過ごす居間の展示=兵庫県立但馬牧場公園

 兵庫県・美方地域の但馬牛(うし)繁殖の歴史や農家の生活を紹介する展示棟「農業遺産体験館」が26日、同県新温泉町丹土の県立但馬牧場公園内にオープンした。昭和30年代までの農家が再現され、牛の飼育スペース「まや(厩)」などが見どころ。記念式典も開かれ、関係者らが情報発信拠点の誕生を祝った。(竜門和諒)

 美方郡では1897(明治30)年ごろから、牛の戸籍にあたる「牛籍簿」が作られ、1903(同36)年には血統登録システム「牛籍台帳」を整備し、徹底的な個体管理が行われてきた。

 こうした「美方地域の但馬牛システム」が2019年に日本農業遺産に認定され、情報発信の場として県が事業費約1億2千万円で同館を整備した。

 同町や香美町などでつくる協議会は現在、国連食糧農業機関(FAO)が認定する世界農業遺産への申請を行っている。

 体験館は約142平方メートルの平屋建て。居間や客間、炊事場があり、但馬牛の親子の模型が並ぶ「まや」には、実際に使われていた農機具も展示。牛用にわらや薬草などを煮るかまども再現した。

 開館に合わせ、昭和初期の牛籍簿2冊を初めてデジタル化。449戸の1508頭について、親子関係や生まれた月、毛色などの特徴が記されており、タッチパネルで閲覧できるようにした。また、牛ふんの堆肥化や放牧による草原の管理など、日本農業遺産認定の要素となった循環型農業を紹介する動画やジオラマも新たに設置した。

 式典には関係者ら約30人が出席。荒木一聡副知事は「但馬牛が家族同然に飼われていた様子を体感してもらえる施設になった」。同公園の小野量就(かずなり)園長(51)は「公園内の但馬牛博物館と合わせて、親子で楽しんでもらえれば」と話した。

 午前9時~午後5時。入館無料。木曜休園。同公園TEL0796・92・2641

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