但馬

  • 印刷
漁獲金額が史上初の50億円台に到達したズワイガニの競り=今年2月、香美町香住区沖浦、柴山港
拡大
漁獲金額が史上初の50億円台に到達したズワイガニの競り=今年2月、香美町香住区沖浦、柴山港

 兵庫県但馬水産事務所は、沖合底引き網漁業の2020年度漁期(20年9月~21年5月)で、但馬の漁船44隻による漁獲量が9035トン(前年度比6・1%増)、漁獲金額が80億4800万円(同7・7%増)だったと発表した。新型コロナウイルス禍が続く中、漁獲金額は2年ぶりに80億円台を回復した。このうち、史上初の50億円台に到達したズワイガニが6割半ばを占め、存在感が際立つ形となった。(金海隆至)

 出漁漁船は19年度から廃業で2隻減り、延べ航海数は3541回(同8%減)に抑えられた。

 ズワイガニは資源保護のための自主規制も影響し、漁獲量は761トン(同9・4%減)の低水準にとどまった。だが、政府の観光支援事業「Go To トラベル」などによる需要増で、1キロ当たり単価が6845円(同27・7%増)と高騰し、漁獲金額は52億円(同15・7%増)で3年連続の最高額となった。

 コロナ禍で昨シーズンの価格が暴落したホタルイカは、漁獲量が4005トン(同18・6%増)に伸びた。ただ、1キロ当たり単価は212円(同7・6%減)と低調で、漁獲金額は8億4700万円(同9・4%増)。過去5年では19年度に次ぐ低さだった。

 漁獲金額が前年度を上回った魚種は、ズワイガニとホタルイカ以外ではニギスのみ。同事務所は「観光業や飲食店の需要の変化が読み切れず、ズワイガニにおんぶに抱っこのシーズンだった。コロナ禍がいち早く収束し、(需要が伸びて)魚の出荷量が増えないことには単価も上がらない」としている。

 ほかの主な魚種の漁獲量と漁獲金額は次の通り(かっこ内は前年度比)

 ハタハタ=1670トン(1・5%増)3億4900万円(19・4%減)▽アカガレイ=839トン(8・3%増)5億4300万円(0・2%減)▽ソウハチ=237トン(9・2%減)9100万円(28・1%減)▽ヒレグロ=83トン(23・9%減)1741万円(30・9%減)▽ニギス=193トン(4・3%増)4千万円(6・2%増)▽ホッコクアカエビ=763トン(6・3%増)5億6300万円(1・2%減)

但馬
但馬の最新
もっと見る
 

天気(7月31日)

  • 34℃
  • ---℃
  • 20%

  • 33℃
  • ---℃
  • 20%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

  • 36℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ