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城崎温泉の温泉寺で撮影するメンバー=豊岡市城崎町湯島(酒井一途さん提供)
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城崎温泉の温泉寺で撮影するメンバー=豊岡市城崎町湯島(酒井一途さん提供)
カメラを向ける太田信吾監督=豊岡市城崎町湯島(酒井一途さん提供)
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カメラを向ける太田信吾監督=豊岡市城崎町湯島(酒井一途さん提供)

 兵庫県豊岡市城崎町の城崎温泉を舞台にした映画「現代版 城崎にて」を製作している太田信吾監督(35)らがこのほど、同市内で撮影を行った。昨年、城崎国際アートセンターに滞在したことをきっかけに城崎のまちなみにひかれ、俳優とダンサーの3人で企画した短編作品。地元住民らもエキストラで出演しており、12月の上映を目指す。(石川 翠)

 太田監督は大阪市西成区の釜ケ崎地域を描いた映画「解放区」などを製作。現在、ドキュメンタリー番組「フードトラッカー峯岸みなみ」がWOWOWで放映されている。

 城崎国際アートセンターを訪れたのは今年4月。俳優の竹中香子さん、ダンサーの奥野美和さんとともに滞在した際に、「湯治場」としての城崎の魅力にひかれ作品を計画したという。

 今回の映画は、城崎での滞在をつづった小説家志賀直哉の小説がモチーフで、遺族からも許諾を得ている。実際にフランス・パリ在住の竹中さん演じる主人公が、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大を機に日本に帰国し、心身を養生するために城崎を訪れて、生と死について思いを巡らせるというストーリー。

 7月前半に約2週間、豊岡市内に滞在して、温泉寺のげた供養に参加し、まんだら湯など外湯でも撮影した。まち中の路地、竹野浜の岩場なども印象的という。地元住民や芸術文化観光専門職大学の学生も助監督やエキストラなどとして携わっている。

 原作と同じく、虫の動きに焦点が当てられるシーンがあり、ダンサーの奥野さんの視点が取り入れられているという。太田さんは「人間だけでない生命体の時間やリズムにも意識を向けられるよう、可視化されていない世界への想像力をもてるような作品にしたい」と話している。

 30分の短編に仕上げて12月に市内での上映を予定。パリでも撮影をして、長編作品も製作し、「海外の映画祭に出品して城崎のことを知ってもらうきっかけにもなれば」と話している。

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