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空き家バンク制度の利用を促す市の担当者=朝来市役所
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空き家バンク制度の利用を促す市の担当者=朝来市役所

 移住希望者らに空き家情報を提供する兵庫県朝来市の「空き家バンク」。このシステムを使った売買や賃貸借の成約件数がこのほど、100件を達成した。相談があった全ての移住者に「先輩移住者」を紹介するなど市のきめ細かな施策が奏功。新型コロナウイルスの感染拡大で地方の良さが見直されており市は今後さらに利用が加速すると期待している。(竜門和諒)

 同システムは、所有者が介護施設に入所するなどして空いた物件を有効活用しようと、12年度に市南部の生野町で先行的に始め、14年度に全市に拡大した。同市が2016年度に行った実態調査によると、市内の空き家は約800軒。これまでに延べ約230軒の登録があり、現在も約40軒が見学可能となっている。

 同市の移住施策は、移住希望者と地元住民との面会の調整や地域の案内などを市職員らが事前に行う「並走型」が特長。職員が間に入って、都市部から移住者を受け入れることに対する住民の抵抗感を和らげるなど、双方の関係構築やギャップ解消に努めている。

 市は、こうして成功体験を積み重ねてきたことが、登録物件の増加につながっていると自負する。

 登録件数の増加に伴って成約件数も年々増え、20年度は21件(前年度比6件増)となった。

 成約案件の中に若い世代も目立ってきた。空き家は、アパートなど一般的な賃貸物件と違って複数台の駐車スペースが確保でき、比較的安価で購入できる。市総合政策課あさご暮らし応援係の山内睦係長は「新婚や子育て世帯の選択肢に入ってきた」と感じている。

 また、新型コロナの感染拡大を受けて、20年度の市への移住相談は583件と、19年度比で倍増した。山内さんは「住民と移住者が良好な関係を築いて暮らしている。成功体験をさらに積み上げて、もっと多くの人に利用してもらえるようにしたい」と話している。

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