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たじま高原植物園でキッチンカー「タマル キッチン」をお披露目した田丸明人さん=香美町村岡区和池
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たじま高原植物園でキッチンカー「タマル キッチン」をお披露目した田丸明人さん=香美町村岡区和池
香美町産のブランド牛「但馬玄」を使った牛丼や串カツ、コロッケのメニュー=香美町村岡区和池
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香美町産のブランド牛「但馬玄」を使った牛丼や串カツ、コロッケのメニュー=香美町村岡区和池

 兵庫県香美町村岡区大笹にあるハチ北観光協会の代表理事、田丸明人さん(65)が、同町特産の但馬牛(ぎゅう)など海山の幸を提供するキッチンカー「タマル キッチン」の営業開始へ向け、準備を進めている。クラウドファンディング(CF)で資金を調達し、中古車両を購入。自然豊かな但馬に観光客を呼び込むため、「さまざまな場所で地元の食材を味わう楽しさを提供したい」と意気込む。(金海隆至)

 田丸さんは大笹出身。ハチ北高原スキー場でペンションを経営するなど、同町の観光振興に長年携わってきた。2015年7月からは、たじま高原植物園(同町村岡区和池)や道の駅「村岡ファームガーデン」(同区大糠)を運営する第三セクターの社長を務め、今年6月、同スキー場活性化に尽力するため退任した。

 鉢伏山北部に広がるスキー場は、1990年代まで多くの利用客でにぎわったが、近年は人気の低迷や雪不足などで経営が困難に。地域は人口減に加え、40軒以上あった民宿や旅館が18軒に半減し、窮状を打開する必要性に迫られている。

 観光協会は、夏場のオフシーズンを中心に集客を増やそうと、キャンプ場の整備やミュージックフェス開催など、さまざまな試みに挑戦。年を重ねるごとに参加規模が増えているが、十分な収益を生むまでには至っていないという。

 そこで調理師免許を持つ田丸さんが目を付けたのが、キッチンカーの導入だった。キャンプ場やイベント会場で飲食ブースを設置するにはその都度費用や許可が必要になるが、キッチンカーは一度営業許可を取得すればどこにでも出掛けられるため、「但馬の質の高い食材を生かせる料理を作り、プラスアルファのおもてなしを」と考えた。

 CFで支援者100人から寄せられた190万6千円の資金などを元手に中古車両を購入。ベージュ色に塗装した車体には、1万円以上を寄せた個人や事業者の名前をスポンサーとして記載し、冷蔵庫やガスフライヤーなどの調理器具を積み込んだ。

 10月末に、たじま高原植物園でお披露目会を開催。この週末には、ハチ北高原で開かれるトレイルランニング大会で、但馬牛を使ったカレーやコロッケなどの軽食を出場者に振る舞っている。

 夏のハチ北高原を、アウトドアイベントの中心地に-と、夢への一歩を踏み出した田丸さん。「キッチンカーさえあれば、但馬の大自然がどこでも青空レストランになる。地域が元気になるために役立ちたい」と話している。

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