新型コロナウイルス禍で疲弊した地域を元気づける「サプライズ花火」が６、７日夜、兵庫県新温泉町芦屋の浜坂県民サンビーチで打ち上げられた。赤や緑、青色などの大輪が砂浜の夜空を美しく彩り、住民らは２日にわたって、午後８時から約４分間、７５発の光のショーを楽しんだ。

　浜坂観光協会が新型コロナの早期収束を願い、地元企業の協賛を受けて初開催。６日解禁のズワイガニ漁の大漁祈願も兼ねて実施したという。

　感染防止のため場所や時間は６日午前になって発表されたが、それでも家族連れや若いカップルなどが訪れ、砂浜や駐車場の車内から見入っていた。

　家族と一緒に来た浜坂北小１年の女児（７）は「最後の（花火）が大きくてきれいだった」と笑顔で話した。（末吉佳希）