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麦わら細工職人の神谷勝さん=城崎文芸館
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麦わら細工職人の神谷勝さん=城崎文芸館
「ボンボン入れ」などの作品も並ぶ=城崎文芸館
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「ボンボン入れ」などの作品も並ぶ=城崎文芸館

 兵庫県豊岡市城崎町の伝統工芸「麦わら細工」の職人神谷勝さん(80)の作品展「麦が魅せる輝きと彩り」が同市城崎町湯島の城崎文芸館で開かれている。神谷さんは2代目で、先代の父親と3代目の長男の親子3代と、弟子の作品とともに幾何学模様や人物、コウノトリなどの繊細なデザインの73点が並ぶ。来年1月25日まで。(石川 翠)

 麦わら細工は着色した麦わらを板状にし、模様に合わせて細かく切ってきり箱や色紙などに貼り合わせ、絵画のように模様を描き出す工芸品。

 作品展は城崎麦わら細工振興協議会の主催。18歳から麦わら細工の道を歩んできた神谷さんの作品を中心に展示している。

 額縁や箱物のほか、「ボンボン入れ」と言われる球体なども並ぶ。ボンボン入れは幾何学模様の「小筋張り」が主流だが、新作は桜の花がちりばめられた「模様張り」に挑戦したという。濃い紫色の麦わらをモザイク状に全体に貼り、淡いピンク色の桜は、極薄の麦わらで球体に沿わせている。

 先代の父元二郎さん(故人)が1935(昭和10)年ごろに制作し、城崎温泉の旅館が所蔵していた宝石箱は、年月を経て色が抜けてブロンズのような色に変化している。

 3代目の俊彰さんの「毘沙門亀甲」は「2021県展」の県芸術文化協会賞受賞作で、箱の表面に細かい幾何学模様が寸分の狂いなく施されている。勝さんと俊彰さんに師事する女性3人の作品も並ぶ。

 神谷さんは「職人ごとに図案が異なり、それぞれ個性が出ている。じっくり見てほしい」と話している。

 入館料500円(中高生300円、小学生以下無料)。午前9時~午後5時(入館午後4時半まで)。毎週水曜、12月31日、1月1日休館。城崎文芸館TEL0796・32・2575

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