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「たじま児童劇団」の旗揚げ公演を行う平田オリザさん=江原河畔劇場
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「たじま児童劇団」の旗揚げ公演を行う平田オリザさん=江原河畔劇場
練習に取り組む中高生の劇団員ら(江原河畔劇場提供)
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練習に取り組む中高生の劇団員ら(江原河畔劇場提供)

 ライバルはウィーン少年合唱団-。兵庫県豊岡市在住の劇作家で芸術文化観光専門職大学学長の平田オリザさんが、但馬地域などの小学生から高校生でつくる「たじま児童劇団」を立ち上げた。「児童劇団の公演を見るために世界中から観光客が訪れるようなキラーコンテンツに育てたい」といい、1月9、10日に、江原河畔劇場(同市日高町日置)で、中高生の部の15人による旗揚げ公演として「十五少年・少女漂流記」を上演する。(石川 翠)

 昨年、平田さんが主宰する劇団「青年団」が拠点とする江原河畔劇場を構える際、建物の改修費を募るクラウドファンディングプロジェクトで段階的にゴールを設定。3千万円に到達すれば児童劇団を立ち上げるとしていた。最終的に約4900万円が集まった。

 「東京では習い事のようになってしまう可能性があるため、地方で立ち上げたいと思っていた」と平田さん。今春から但馬地域の小中高校で劇団員の募集を始め、ワークショップなどを経て、小学生の部(4~6年生)に14人、中高生の部に15人が入団した。

 中高生の部の旗揚げ公演には、豊岡、養父市、香美、新温泉町のほか、宍粟市の生徒も参加する。

 演目は、冒険小説「十五少年漂流記」(ジュール・ベルヌ作)をモチーフに平田さんが書き下ろした作品「十五少年・少女漂流記」。中高生向けでは27年ぶりの新作といい、個性的な団員15人それぞれに当て書きをしたという。

 豊岡市の玄武洞の穴から、異次元空間に迷い込んだ子どもたちが元の世界に戻ってこられるか-、というストーリーで、平田さんは「『生』の意味を問い掛ける作品になれば」とする。

 今後、年に1、2本の作品をつくってレパートリー化し、ゆくゆくは毎週末に上演することを目指すといい、世界的に有名なオーストリアの「ウィーン少年合唱団」のように、観光の目的になるような劇団を目指すという。

 平田さんは「団員の人数を増やして、但馬を題材にした作品が、地域の子どもたちによって受け継がれていくような形にしたい」と話している。

 公演は1月9日午前11時半(チケット完売)、午後3時半と10日午前11時半(同)。1500円、19~26歳は千円で当日は500円増(18歳以下は無料)。江原河畔劇場のサイトで予約する。同劇場TEL0796・42・1155

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