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但馬漁協と共同開発した缶詰をPRする(左から)若宮凜己人さん、近藤翔太郎さん、古田陸叶さん=香美町香住区若松
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但馬漁協と共同開発した缶詰をPRする(左から)若宮凜己人さん、近藤翔太郎さん、古田陸叶さん=香美町香住区若松

 商品価値が低くて市場に流通しない小型魚を有効活用しようと、但馬漁協(兵庫県香美町香住区若松)と香住高校(同区矢田)が共同で、魚介類の炊き込みご飯の素になる缶詰を開発した。新型コロナウイルス禍による巣ごもり需要に対応した日常食や、災害時の備蓄食向けに販売を始めた缶詰シリーズの第2弾。生徒たちは「但馬ならではの海の幸を手軽に味わってほしい」とPRしている。(金海隆至)

 同漁協は2016年度から、漁業者の収入増につなげようと、利用されない魚介を使って天然醸造の魚醤(ぎょしょう)などを開発。その一環で昨年度、同校海洋科学科シーフードコースの実習で缶詰をつくる生徒たちと提携し、ノドグロとホタルイカを具材に使った炊き込みご飯の缶詰を商品化した。

 今回、開発した缶詰「炊き込みご飯の素」は、ノドグロ、ホタルイカに、但馬地域が全国有数の水揚げ量を誇るハタハタを加えた3種類。体長10センチ前後のノドグロやハタハタは、頭や内臓を取ってさばいた上で加熱殺菌するなど、生徒たちが下ごしらえし、それぞれの魚醤で味付けした。

 賞味期限は3年。保存料や着色料は一切使用せず、製缶工程は、たつの市の製造業者に委託した。白米と炊くだけでおいしく、キャンプなどのアウトドア食にもお薦めという。

 同校2年で開発に携わった古田陸叶(りくと)さん(16)は「ノドグロは小さくても脂が乗って、甘い。骨まで丸ごと食べられる」と話す。近藤翔太郎さん(16)は「1缶でも思った以上にボリュームがある」、若宮凜己人(りきと)さん(17)は「屋外ならおにぎりにして食べてもおいしい」と使い勝手の良さをアピールした。

 1缶200グラム入り(2合用)。3種類各1080円。但馬漁協企画流通課TEL0796・36・2702

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