兵庫県豊岡市金剛寺の金剛寺で、薄緑色のウコンザクラと淡いピンク色の花を咲かせたシャクナゲが見頃を迎えた。
境内に続く入り口で出迎えてくれるウコンザクラは、薄い緑色の花びらで、日がたつにつれて中心部から少しずつピンク色に変化している。
庭や山の斜面に多くのシャクナゲが咲き誇る様子から「石楠花寺」とも呼ばれる同寺だが、近年シカに食べられてしまい、数は激減。柵を設置して保護して少しずつ復活しており、4月始めごろから一部が咲いているという。
木下峰全住職(60)は「例年、シャクナゲが終わってからサクラが見頃になっていたが、珍しく同じタイミングで見られる」と話す。一緒に楽しめるのは後数日という。金剛寺TEL0796・23・3866
(石川 翠)
