城崎マリンワールド(兵庫県豊岡市瀬戸)で29日、ショーに出演しているセイウチの口の健康をチェックするイベントがあった。子どもたちがセイウチの歯をきれいに磨いた。
「歯と口の健康週間」(6月4日~10日)の一環として、県歯科医師会などが主催した。毎年の恒例行事だったが、新型コロナウイルスの影響で、今回は3年ぶりの開催。同医師会のマスコットキャラクター「でん太」も参加した。
シーランドスタジアムに、18歳の雌「そら」が登場し、観客の歓声に迎えられた。歯科医師にふんした子ども2人がまずは口の中を検診。その後、白衣姿の子ども4人が順番に、大きな特製歯ブラシで、長い牙をゴシゴシときれいに磨いた。
弟と2人で挑戦した女子児童(10)=姫路市=は「6回ぐらい磨いた。牙がちょっと硬かったが、近くで見られてかわいかった」と話していた。(丸山桃奈)
