キャンプと自然体験が同時に楽しめる兵庫県豊岡市竹野町の「竹野子ども体験村」が、体験メニューを充実させている。透明度が高い海水を生かした塩づくりをはじめ、食、工芸と多彩な内容を用意。夜はキャンプファイアが楽しめる施設も備え、夏休みの家族連れの来場を歓迎している。(津谷治英)
2015年、竹野浜を望む芝生広場に開設された。世界ジオパークに認定された山陰海岸の迫力を身近に感じられる猫崎半島をはじめ、付近には五つのビーチが点在。カヌー体験や犬専用海岸が人気で、夏は海水浴客でにぎわう。
竹野子ども体験村は、臨海学校など自然学習施設として整備された。人気の塩づくりをはじめ、うどん打ちができるスペース、ピザ用の石窯などを備えた建物を中心に、7組(1組6人)まで利用できるテントサイトを併設する。中央にはキャンプファイア専用のサイトがある。イカダづくり、ウミホタル観察と自然を満喫できるメニューもあり、家族やグループで一日中楽しめる。
豊岡市竹野振興局の岩井剛史主任は「校外学習に加え、アウトドアブームもあって家族連れの利用も増えた。数組の家族で予約するケースもあります」と近況を報告する。そこで夏休みを前に、新たに貝殻を使ったフォトフレーム、ジェルキャンドルづくりといった親子で楽しめるクラフト体験を追加した。
テントサイト利用は1組4500円(土曜・日曜、お盆料金あり)に、大人1人につき千円、中学生以下1人500円の追加が必要。7月1日~8月30日は別途駐車料金1500円。たけの観光協会TEL0796・47・1080
