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障害者らが参加して行われた小菊の苗の定植。新たな就労モデルを目指す=朝来市和田山町竹田
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障害者らが参加して行われた小菊の苗の定植。新たな就労モデルを目指す=朝来市和田山町竹田
小菊は30、40センチ程度に育ち、芽かきや草取りも行った=6月2日、朝来市和田山町竹田
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小菊は30、40センチ程度に育ち、芽かきや草取りも行った=6月2日、朝来市和田山町竹田

 障害者の就労を支援する「和生園」(兵庫県朝来市和田山町秋葉台)が、小菊の栽培を始めた。4月中旬に約5千株を定植し、需要期のお盆前の出荷を目指す。出荷先の姫路生花卸売市場(同県姫路市)から栽培の指導を受けている。同園はこれまでピーマンや「岩津ねぎ」などの収穫に取り組んできたが、生花も栽培して新たな農福連携を広げる考えだ。(桑名良典)

 同園は、社会福祉法人「神戸聖隷福祉事業団」(神戸市須磨区)が運営する。高齢者施設「さくらの苑」の近くで農地約500平方メートルを購入。職業指導員の片岡浩志さん(62)が耕運機でうねをつくり、利用者と職員ら10人がマルチシートを張った畑に苗を植え込んでいった。手分けして作業を行い、3時間程度で定植を終えた。

 普段の作業は水やりや草取りなど。6月2日には、大きな花を咲かせるための「芽かき」なども含めて数人で行った。片岡さんは「初めての花の栽培で心配ごとも多いが、まずはここまで順調にきた。赤や白、黄色の花が咲くのが楽しみ」と話している。

 小菊栽培は、元銀行員の片岡さんと、同県養父市でリンドウなどを手掛けていた姫路生花卸売市場の石原洋輔常務(65)が知り合いだった縁で実現した。農業では安定的な販売先の確保が課題となる場合が多いが、同市場が全量を引き取って競りに出される。

 今回の新事業に向けて県も支援している。「アグリファーム支援事業」で90万円の助成を受け、耕運機などを購入した。朝来農業改良普及センターの職員らも畑に足を運び、指導に協力する。

 これまで同園は地元農家からの依頼で、ピーマンの収穫や岩津ねぎの畑での草取り、田植え後の苗床の洗浄などを手掛けてきた。いずれも手間がかかり、農家から「助かる」と評価されてきた。小菊の栽培は新たな利用者の就労モデルとして期待が高まる。

 片岡さんは「通年での作業ができるように、中古のハウスがあれば冬場でも花の栽培ができれば」としている。

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