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「初瀬谷・柏谷古墳群」の発掘現場=新温泉町七釜
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「初瀬谷・柏谷古墳群」の発掘現場=新温泉町七釜
埋葬施設から出土した土器(県教育委員会提供)=新温泉町七釜
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埋葬施設から出土した土器(県教育委員会提供)=新温泉町七釜

 兵庫県立考古博物館は27日、同県新温泉町七釜の「初瀬谷(はつせだに)・柏谷(かやねだに)古墳群」で、弥生時代後期-古墳時代の墳墓・古墳5基が見つかったと発表した。木棺を埋めた埋葬施設が計12カ所確認され、鳥取地域の特徴を備えた土器も出土したという。(長谷部崇)

 発掘調査は、県教育委員会が県まちづくり技術センターに委託。山陰近畿自動車道「浜坂道路2期」の工事に伴い、新温泉浜坂インターチェンジ(IC)から約200メートル西の丘陵尾根で4月末から実施した。

 見つかったのは、弥生時代後期-古墳時代初頭(約2千年前~約1800年前)の墳墓4基と、古墳時代後期(約1500年前)の古墳1基。

 いずれも尾根の頂部を平らに削り出して造成されており、中国・漢時代の鏡「内行花文鏡(ないこうかもんきょう)」のつまみ部分の破片や鉄剣1本、玉類なども出土した。楽器の鼓に似た「鼓形器台(つつみがたきだい)」などの土器は鳥取地域の影響が見られ、当時の人々が共通の文化圏にあったことがうかがえる。

 県立考古博物館の和田晴吾館長は埋葬された人物について「墳墓の規模などから、地域を治める首長層ほどのランクではないが、中国製の鏡を副葬されており、有力家長とその近親者だった可能性が高い」と述べた。

 7月2~15日、同町浜坂の浜坂多目的集会施設エントランスで調査結果を紹介するパネル展が開かれる。初日の2日には、同施設2階ホールで一般向けの説明会(午後1時半~2時半)がある。現場の地盤が不安定なため、現地説明会は行わない。

 発掘調査現場事務所TEL0796・82・1050(平日午後0時10分~1時と午後5~6時のみ)

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