但馬

  • 印刷
浜上勇人町長(右)から修了証書を受け取る実習生=香美町役場
拡大
浜上勇人町長(右)から修了証書を受け取る実習生=香美町役場
修了証を手に記念撮影する実習生ら=豊岡稽古堂
拡大
修了証を手に記念撮影する実習生ら=豊岡稽古堂

 兵庫県香美町と豊岡市で漁業実習を受けていたインドネシア人実習生が所定のカリキュラムを終え、修了証が手渡された。いずれも但馬漁業協同組合が受け入れた実習生たちで、3~5年間に学んだ技能を母国で生かすほか、但馬での在留を延長してさらにノウハウを蓄積する。(長谷部崇、石川 翠)

 香美町で実習生5人への修了証書の授与式が、町役場であった。同町では2015年度から漁業技能実習生を受け入れており、現在はインドネシア人17人。修了生は3年の実習を終えた3人と、いったん帰国して、さらに2年(今回はコロナ禍の影響で1年7カ月)の実習を積んだ2人で、いずれも但馬漁協の宿舎で共同生活を送り、沖合底引き網漁を学んできた。

 「光春丸」のドディスギアルトさん(24)は「最初は船酔いが大変で、夜も仕事するので眠たかった。たくさん怒られました。でも、たくさん優しい言葉をかけてもらいました」とあいさつ。カニやエビを食べてうれしかったことや、雪や桜の写真を本国の家族に送ったことを振り返り、「日本語は難しくて、3年間のありがとうの気持ちをどんな言葉で言ったらいいのか分かりません」と感謝の言葉を述べた。

 修了生5人のうち、ドディスギアルトさんら2人は9月から再び香美町で2年の実習に臨むという。

     ◇

 豊岡市の津居山港で実習を受けていた13人の修了証授与式が市役所であった。

 但馬漁協の組合員らでつくる協議会が07年度から受け入れている。同港では今年、6人が5年間の実習を終え、うち4人は在留資格「特定技能」に移行して、同港や福井県の港で引き続き働く。3年間を修了した7人のうち6人は実習の期間を5年間に延長するという。

 式では同協議会の吉野光智会長(56)が「新型コロナウイルス感染拡大で、例年参加している地元の秋祭りや運動会など、地域との交流の場が設けられず、行動制限もあり、仕事ばかりで大変だったと思う」と振り返り、「日本人船員が不足している中、活性化になる重要な存在」と感謝した。その後、土生田哉副市長が順番に修了証を手渡した。

 特定技能で同港に残るモハッマド・アリフさん(24)は「最初は日本語も漁業も分からないことばかりだったけど、船長や先輩からたくさん教わって慣れた」と話した。エコ・ヨガ・プラマナ・プトラさん(28)は「昨年インドネシアで結婚し、家族のために資金をためる」と話した。

但馬
但馬の最新
もっと見る
 

天気(8月11日)

  • 34℃
  • 28℃
  • 20%

  • 36℃
  • 26℃
  • 20%

  • 36℃
  • 28℃
  • 10%

  • 37℃
  • 27℃
  • 20%

お知らせ