但馬

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市民が出演した「新・豊岡かよっ!」の一場面(C)igaki photo studio
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市民が出演した「新・豊岡かよっ!」の一場面(C)igaki photo studio
地元の飲食店などが出店したナイトマーケットもにぎわった=豊岡市役所
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地元の飲食店などが出店したナイトマーケットもにぎわった=豊岡市役所

 兵庫県豊岡市などで開かれていた「豊岡演劇祭2022」が25日、閉幕した。11日間の会期中に全国から約80団体が集まり、約100演目を発表。一般の市民が出演したプログラムも複数あった。

 プロの俳優と共演する「新・豊岡かよっ!」は、旧1市5町が合併した時の新市名を決める物語。各市町の人たちが互いに不満をぶつけ合う熱のこもった演技で笑いを誘った。

 戯曲講座を受けた市民が書き上げた短編の脚本を朗読する「豊岡物語プロジェクト2022」も好評だった。地元住民から借りた古い写真を映し出した演出もあり、「懐かしい気分になった」との感想が聞かれた。同市但東町の民話を基にした「但東さいさい」は、地域に残る農村歌舞伎舞台で稽古の成果を披露した子どもたちに大きな拍手が送られた。

 赤のスタッフTシャツに身を包み、各会場で誘導やアーティスト対応などを担った芸術文化観光専門職大学の学生たちの姿も目立った。また、今回は開催エリアが広がり、養父市のやぶ市民交流広場や養父神社、香美町の香住区中央公民館や七日市天満神社が会場となった。

 最終日も劇場や屋外会場などで作品が発表された。豊岡市役所前では、路上パフォーマンスと飲食ブースが出店するナイトマーケットが催され、夜までにぎわった。

 家族3人で豊岡市から訪れた女性(73)は「最後の日なので、絶対に来ようと思って来た。(市役所前の大開通りは)普段はさみしいけれど、きょうはすごいにぎやかだった」と話した。(石川 翠、丸山桃奈)

但馬豊岡演劇祭22豊岡演劇祭
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