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香住海上保安署が押収したサザエ(香住海保提供)
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香住海上保安署が押収したサザエ(香住海保提供)

 兵庫県但馬地域の沿岸部でサザエやアワビを密漁したとして、香住海上保安署は6月末~8月に漁業法違反などで計13人を摘発したと発表した。

 13人のうち11人が県南部や大阪からのレジャー客で、海水浴場から少し離れた岩場で密漁するケースが多かった。年代別の内訳は、20代=2人▽30代=5人▽40代=3人▽50代=3人。男性が12人を占めた。

 押収した魚介類の総量は、サザエ=389個(約20キロ)▽アワビ=17個(約3キロ)▽トコブシ=4個(0・06キロ)。漁業者でも捕れない生育途上の稚貝も含まれていたという。大阪府の50代男性はサザエ130個を持ち帰ろうとしていた。

 密漁の罰則は、漁業権侵害行為が100万円以下の罰金など。香住海保の中村邦彦次長は「だめと分かっていながら安易な気持ちで捕る人が多いが、密漁は漁師の生活を脅かし、資源の枯渇にもつながる。絶対にやめてもらいたい」と話した。

 香住海保が近年、密漁で摘発した人数は、2019年=14人▽20年=15人▽21年=19人-で推移している。(長谷部崇)

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