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たっぷりとさやがついた「ひかり姫」。出荷がピークという=朝来市上八代
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たっぷりとさやがついた「ひかり姫」。出荷がピークという=朝来市上八代

 本年度から本格的な栽培が始まった黒大豆枝豆の新品種「ひかり姫」の出荷が、兵庫・但馬や播磨などでピークを迎えている。兵庫県朝来市上八代の上八代営農組合は直売店での販売に加え、道の駅などに卸しており、組合員やパートら15人で収穫作業などに追われている。

 ひかり姫は、県が「丹波黒」を基に、ダイズモザイクウイルスに強い品種を交配させて育成した。同ウイルスに感染すると、さやに茶色の斑点ができる。味は丹波黒とほぼ同じで、見栄えも良いことから県が普及を図っている。本年度、朝来市と同県養父市では1・9ヘクタールで栽培している。

 同組合は農地約7ヘクタールのうち、2ヘクタールで黒大豆を栽培。朝来農業改良普及センターのアドバイスを受け、ひかり姫は4年前に試験栽培を始め、今年は約70アールで生産している。豊作で通常の約2倍の300個ものさやがついた株もあるという。

 同組合は、丹波黒を十分に成熟させてから出荷している分、うまみは増すが、茶色い斑点ができやすかった。ひかり姫は斑点ができにくいため、「きれいな枝豆を出荷できるようになり、関東からの注文が増えている」と同組合の藤本茂樹理事。「今年の枝豆は粒も大きく、味もいい。ぜひ味わってほしい」とアピールしている。出荷は11月上旬ごろまで。(小日向務)

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